展示会で一番最初に目に飛び込んでくる部分とは?!

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

桜の次は藤。春は次々と花を楽しめますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

来場者の視界に入る順番を意識しブースレイアウトを考えよう

前回の記事ではあいち展活セミナーの皆さんとの展示会見学ツアーの様子をお伝えしました。見学ツアーでは私がマイクを付け、参加企業さんにはイヤホンを付けていただき、常に私の解説が耳に届く状態で会場をグルグルと歩いていただきます。セミナールームでスライドを見ていただきながらの解説ではなく、歩きながらの解説だからこそ腑に落としていただけるノウハウがいくつかあります。

その代表的なものが「ブース側面の使い方」です。ブース側面とはブースの一番通路側にあるパネルを指します。ブース側面装飾を考えるときに、机上で考えるとどうしても背面にメインを持ってきがちです。それは正解ではあるのですが、背面はしっかりと作り込んでいるわりに側面はないがしろにしている企業さんも結構あるんですよね。

実は会場を歩いていて最初に目に飛び込んでくる部分は側面=一番通路側にあるパネルです。なのでここに遠くからでも見えるような大きな文字で何屋かわかるような表示をすると、お客さんは「あの辺りに〇〇屋のブースがあるな」と思いながら近づいて来られます。

そしてパラペット=ブース上部には「誰のどんなお困りごとが解決できるのか」がわかるキャッチコピーを掲げ、背面パネルに「何を提供できるのか」を掲げればストーリーは完璧。

こちらのケイ・エイチ工業さんのブースで言うと

1.遠くから側面の「異常・監視・火災」などの文字を見つけ、

2.近くまで来て上部パラペットの「バイオマス燃料倉庫の火災予防対策は万全ですか?」で自分に関係があると認識、

3.最後にブース前で背面の火災予防システムの掲示と手元の展示物で「何を提供しているのか」を理解します。

こうやって来場者の視界に入る順番でブースのどこに何を掲示するかを考えて配置していくと、確実に見込み客に立ち止まってもらえるブースを作ることができるのです。

ぜひ意識してやってみてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会で一番最初に目に飛び込んでくる部分とは?!というテーマで側面の使い方について解説してみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。