3度目の緊急事態宣言下の展示会来場者数状況

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

梅雨みたいなお天気と思ってたら梅雨入りしてたんですね(笑)。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

前年比横ばい・最盛期比半分以下

先週は比較的大規模な展示会が東京と神戸で開催されていました。昨日5月17日(月)に来場者数速報が出たので、それを元に来場者数推移を見ていきましょう。

教育総合展EDIX東京2021

まずは5月12日(水)~14日(金)に東京ビッグサイト青海展示棟で開催された教育総合展EDIX東京2021です。今年で12回目となる教育分野では日本最大規模の展示会で、教育ITソリューションEXPO、学校施設・サービスEXPO、STERM教育EXPO、人材育成・研修EXPO、保育・幼稚園ECT化EXPO、以上5つの展示会で構成されています。

私は関西展は見学したことがあります。問題解決型ブースの割合が多くて見学しがいのある展示会なんですよね。今回の東京展はハイブリッド展示会だったので、オンライン展示会は見学ツアーというかたちで見学をしました。

>>見学ツアーの様子はこちら

2021年の来場者数は10,010人。この数字は昨年比横ばい、コロナ以前の2019年比では3割程度にあたります。2020年が幕張開催で時期も9月なのはコロナなのかオリンピックなのか理由を調べきれませんでした。個人的にはハイブリッド展示会なんだからオンライン展示会の来場者数も公表すればいいのに、と思います。

第25回神戸国際宝飾展

もう一つは5月13日(木)~15日(土)に神戸国際展示場で開催された神戸国際宝飾展です。こちらは今年で25回目の開催となる展示会。もともとに成り立ちが震災復興なので、リードジャパンさんにとっても特別な位置づけにある展示会だそうです。

2021年の来場者数は6,546人。昨年は5月開催の予定が8月に延期され、最初の緊急事態宣言明けリードジャパンさん主催の一発目の展示会だったので、注目が集まっていたのを覚えています。今年は緊急事態宣言中にも関わらず、昨年よりも微増ながら来場者数は増えていますね。最盛期の半分近くの来場者数です。

国際宝飾展は宝石や貴金属をその場で買い付けるタイプの展示会です。なので我々となじみ深い製造業系の展示会とは少し系統が違います。BtoCではないのですが、バイヤーさんの規模がそこまで大企業ではありません。コロナ以降の来場者数推移を毎回こまめにチェックしているのですが、大企業が多い展示会ほど、また関西よりも関東の方が減少率が高い傾向があります。共通点としては緊急事態宣言が出ていてもいなくてもコロナ以降の展示会の来場者数は大体良くて半分くらいということが見えてきました。

上の写真は2008年に神戸国際宝飾展に行った際のもの。実はこのころよりもっと前から今みたいな働き方がしたいと思ってたんだ、ということを思い出させてくれる展示会でもあります。

まとめ

今朝の展活タイムズでは先週開催された2つの展示会の来場者数速報を元にコロナ以降の展示会来場者数の変遷について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。