東京ビッグサイトで展示会ができない問題に動き

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

いよいよ今夜、緊急事態宣言が出るのですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

新しい仮設展示場の建設を要請。東は?

東京オリンピックの延期が決まったことによって、オリンピック前後の期間に海外メディアのためのメディアセンターとして使用される東京ビッグサイトが展示会に使用できない期間もあと1年延びるのか、という問題に動きがあったようです。

詳しくはこちら
>>日展協、予定通りの展示会開催を求める要望書提出

4月2日に日本展示会協会は東京都に要望書を提出。記事によると既に開催が決まっている展示会を中止した場合の損失は下記のとおり。

既に展示会主催者は大会終了後の展示会の準備を始めており、中止となれば莫大な損失が生じる。日展協では東京ビッグサイトの利用制限が2021年11月まで延びた場合の損失額を概算。売上損失は主催者で430億円、展示会支援企業で1,440億円、出展企業で1.3兆円の合計約1.5兆円。影響を受ける企業数は展示会支援企業960社、出展企業4万9,200社の合計5万160社となった。

提出された代替案は下記のとおり。

①首都圏に仮設展示場を建設する
②幕張メッセ、東京ビッグサイト西・南棟は展示場として使用可能にする
③青海展示棟の使用期間をオリンピック後まで延長する
④首都圏の他の展示会場も含めた調整
⑤五輪後の撤去期間の短縮について再検討
⑥既に募集を開始している展示会への支援
上の6つに加え、東京五輪が2021年に開催された後の一層の支援を求めた。

本音としては「東棟を返せ!メディアセンターは別に建てろ!」だとは思うのですが(笑)、それは含まれていませんでした。

上の写真は2019年の春に私が撮影したもの。東棟が展示会に使えなくなって既にもう1年も経つんですよ。私たちが東棟に入れるのはここから更に1年半後の2021年の冬かぁ。東に帰れるのは遥か先ですね…。せめて代替案が採用されることを願います。

まとめ

今朝の展活タイムズは東京ビッグサイトで展示会ができない問題に対し動きがあったのでお伝えいたしました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。