展示会ブースに商談席は必要か

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

曇りの朝。少し涼しいような。猛暑のピークは過ぎたと信じたいです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

商談席を置いたほうがいいって言われたんだけど…

「今度、展示会に初出展しようとしていまして、展示会運営会社とやりとりをしています。その際にブース内に商談席を置いたほうがいいと言われたのですが、やはり商談席は必要でしょうか?」

この質問、結構よく聞かれます。展示会運営会社…どこか聞かなくてもわかります。○ード社ですね(笑)。

商談席に座らせたら勝ち! 商談席を置きましょう!! と猛プッシュされていることと思いますが、商談席は本当に必要なのでしょうか。

私の経験から言いますと、製造業系の展示会で、それも初出展で商談席が活用される場面はほぼありません。大抵、スタッフの休憩スペースになります。

そもそも初出展で3m×3mのブースに商談席まで置いてしまうとブースがものすごく狭くなってしまいませんか? 商談席をゆったり置けるように6m×3mのブースで出展しちゃおうか! なんて思ってしまうと運営会社の思惑どおり。

もちろん商談席を置いてもスペースをゆったりとれる6mブースのほうが集客率は上がるのでそれができるなら一番いいです。でも予算は当然倍かかります。100万円で出展する予定が200万円になってしまいます。

商談席が活躍するのは1点モノなどその場で交渉を成立させてしまわないと商品を仕入れられないような業態の展示会です。製造業系では何度も出展していて、そのブースをめがけて図面を持ってきてくださるような“なじみ”がある企業の場合、商談席は活躍します。

でも、初出展で製造業などBtoB系の業態で3mブースに無理矢理商談席を作っても座っていただけることはほぼありません。もし運良く座って商談したほうが良さそうなお客さんがいらしたらラウンジなど“商談スペース”にご案内すればいいんです。

ですので経験上、初出展で3mブースに無理矢理商談席を置く必要はないと私は思います。何度か出展して“なじみ”もできて、6mブースで出展できるような余裕が出てきてから商談席を設置する、という感じでちょうどいいのでは、と。

まとめ

今朝のブログは展示会ブースに商談席は必要か、というテーマを考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。