展示会って儲かるの?

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は台風一過ですっきり晴れるのかと思いきや、2回ゲリラ豪雨が降りました。でもそのおかげか今朝は少し涼しいです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

出展したら必ず儲かる!とは言えないけれど……

初対面の方に自己紹介をしたとき「展示会活用アドバイザーの大島です。中小企業の展示会出展サポートをしています。」と言ってこれまで何度「展示会って儲かるの?」と聞かれたことか。

そしてこの質問に二つ返事で「はい!儲かります!!」と返せないのが哀しいところ(笑)。大抵「は、はい、やり方次第では……」みたいな応えを返してしまいます。

私だって胸張って「はい!儲かります!!」と言いたいですよ。でも哀しいかな、ほとんどの企業の場合、初出展でめっちゃ儲かったー! などというようなことはありません。そんな企業がもしあったとしたらものすごく商品力が高い何かを出展されたのでしょう。

出展したのに1円の売上もなかった、何の効果もなかった、となるとそれはやり方が間違っています。きちんとやれば何も得られない、ということはありえないです。一度「展示会の作り方マニュアル」を読んで自社の出展方法を見直してみてください。

ただ、自社の出展目的に合った展示会を選び、誰に何を伝えるのか明確にした上でチラシとブースを作り、展示品を制作し、事前集客をし、きちんと接客し記録を残し、アフターフォローをしても初出展で大儲けしてるところは少ないんじゃないかな、と。

それでも多くの企業が展示会に出展したことによって何かしら得るものがあるから継続して出展をされています。

それは例えばこういうことです。初出展の2ヵ月後、展示会で出会ったお客さんからの売上は50万円でした。出展費用に50万円かかったとするとこれでは費用対効果が出たとはいえません。

ただ、展示会をきっかけに新聞に取り上げられ、それが普通に新聞の広告を買ったとしたら200万円相当のスペースだった、みたいなことはよくあります。

更に「展示会で御社のブースを見たのがきっかけで入社を希望します!」という新卒の学生さんが現れた、なんて話も聞きます。今、新卒を一人採用するのに200万円の費用がかかると言われていますよね。

つまり展示会に出展すると直接的な売上以外にもいろんな波及効果があるんです。それらを丁寧に数値化していくと費用対効果はまぁまぁ高い、と言えるのではないでしょうか。

また、一度お付き合いがはじまってしまえば継続して納入することになります。最初の注文は50万円でもそれが年に6回、5年間続いたとしたら1,500万円。立派に「儲かった!」と言える額になります。

なので展示会は初出展でいきなり「儲かった!」と言える企業は少ないかもしれませんが、売上以外の効果を数値化したり、数年単位で見たりすれば結構費用対効果が高いです、ということが今日のブログで言いたいことです。

一度やってみて費用対効果を感じられなかった方は展活のやり方を試してみてほしいです。きっと今までとは違う結果を感じられるはずです。

>>詳しくは「展示会の作り方マニュアル」をどうぞ

まとめ

今朝のブログは展示会って儲かるの?という問いに応えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。