近畿デンタルショー2025 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

最近雨が多い大阪。公園はどこも桜の絨毯。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

未来の笑顔を創り出すデンタルテクノロジー

4月12日(土)~13日(日)インテックス大阪2号館にて近畿デンタルショーが開催されました。

近畿デンタルショーは西日本最大級の歯科業界の展示会。会場には各種治療機器、技工材料、衛生・看護用品、各種関連サービスなど歯医者さんに関する様々な製品・サービスが展示されていました。

<開催概要>
●大会名称:近畿デンタルショー2025
●開催日時
 2025年4月12日(土)12:00~19:00
 2025年4月13日(日)9:00~16:00
●入場料:入場無料
●会場:インテックス大阪2号館
●主催:近畿歯科用品商協同組合

ここ数年の公開されている来場者数は下記のとおり。
2019年 13,548人(インテックス大阪5号館)
2022年 12,247人(グランキューブ大阪)
2023年 8,085人(インテックス大阪4号館)

そして今年の来場者数は10,826人。すでに公式サイトで発表されています。

私がこの展示会を訪れるのは今回がはじめて。土日開催なのは来場者が歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士に限られているからなのですね。確かに土日じゃないと先生たちは展示会に来られませんもんね。

会場の雰囲気から受けた印象は本気度が高い!ということ。周囲をぐるりと行列が囲っているブールもちらほら。この行列は製品や機器を体験するためのもの。ブース内セミナーも盛況。しっかりと設計され作り込まれたブースが多かったです。

歯科業界が抱える課題と解決への提案

なぜこちらの展示会を見学しようと思ったのか。それは聞きたいセミナーがあったから。先日のセミナー講師養成講座フォローアップでご一緒した山内敬士さんが(株)松風さん後援のセミナーに登壇されるとのことで参加を決めました。

山内先生は岐阜県多治見市で“山内歯科多治見おとなこども矯正”の院長をされています。セミナータイトルは「メインテナンス患者で溢れる魔法の一言」。赤字経営だった歯科医院を大盛況歯科医院に変貌させた秘訣をお話くださいました。

会場はキャンセル待ち立ち見の行列ができるほどの大盛況。このセミナーがこれだけ注目される理由は歯科業界が抱える課題にある、と思いました。

「歯科医院の数はコンビニよりも多い」この事実をご存じでしょうか。2022年時点で全国の歯科医院の数は約6万8500軒、コンビニエンスストアの店舗数は約5万5620軒。その差は1万軒以上。私が暮らす大阪市天王寺区でも明らかにコンビニよりも歯科医院のほうが多いです。この傾向は都心部ほど顕著だそうです。患者側が選び放題なこの状況で“選ばれる歯科医院”になる方法とは? 山内先生のセミナーにはこの課題に対する問題提起と納得感の高い解決方法が提示されていました。

そしてセミナーの最後には「この瞬間から行動を起こしますか?」という問いかけが。セミナー内容には私の仕事に活かせることもあり、モチベーション上がりました~!

まとめ

これまで医療系の展示会としてはメディカルジャパンを何度も見学してきました。メディカルジャパンは6号館ABを3日間使用し来場者数1万人。それに対してこちらは歯医者さんのみを対象として2号館を2日間使用で来場者数1万人。対象者が明確であればこちらの方が効果が高そうですね…。

今後は歯医者さんにかかる時の視点が変わりそう(笑)。展示会の専門家としてセミナー講師として、更に零細企業の社長としてもたくさんの気づきをいただく機会となりました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!

>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。
アバター画像

最新記事 by 大島 節子 (全て見る)