“フェムテック”のその先へ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
昨日は風も強くてにわか雨もありなかなかの寒さでした。週末には暖かくなるようです。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
国内最先端の女性に特化したヘルスケア産業と医療の未来
3月17日(月)「Women’s Health Innovation~フェムテックからウィメンズヘルスへ~」というイベントに参加しました。

展示会におけるフェムテックに思うこと
なぜこのイベントに参加しようと思ったのか。それは展示会における「フェムテック」を自分なりに考えたかったからです。
フェムテックとはFemale(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語で、女性がかかえる健康の課題をテクノロジーで解決できる製品やサービスのこと。言葉が誕生したのは2016年。日本に入ってきたのが2020年ごろ。そしてFemtech Tokyoというフェムテックに特化した展示会がはじまったのが2022年のことでした。
Femtech Tokyoには女性ならではの健康課題、例えば生理、妊娠・出産、更年期などの問題を解決するための製品・サービスが並びます。初回からとても興味があり一度行ってみたいと思っていました。
これまでのFemtech Tokyoの来場者数推移は下記のとおりです。
第1回 2022年 14,123人
第2回 2023年 11,395人
第3回 2024年 9,293人
初回がピークでだんだん減ってきているんですね。そして2025年は中止→延期。理由は公式サイトには「新コンセプトにて開催するため」とあります。この中止・延期という判断はフェムテックという市場の何を表しているのか?そんな疑問の解決のヒントが見つかればと思い、こちらのイベントに参加しました。
イベント概要とプログラム
イベントは国による女性に特化した医療・ヘルスケアの最新の取り組み。大阪発のスタートアップ企業による発表。そして登壇者たちによるトークセッションで構成されていました。
【第1部】 「女性の健康総合センター」の取り組み紹介〜女性の健康を支える〜
【第2部】 ベンチャー企業のシーズの発表〜テクノロジーと女性の健康〜
【第3部】 パネルディスカッション〜イノベーションを加速させるために、私たちは何ができるか?〜
・開催日時・場所: 2025年3月17日(月) 13:30〜16:30 @ グラングリーン大阪
・主催: 神戸市、大阪産業局、ジーワン株式会社 ほか
・目的: 女性特有の健康課題への理解を深め、産官学連携によるイノベーションを促進
わかったこと・考えたこと
まず「女性の健康総合センター」という国立の施設があること自体をはじめて知りました。東京の世田谷にあるそうです。女性特有の病気の治療はもちろん女性専門の精神科も準備中だそうです。私は今49歳。これまで不調が起こるたび、いくつかの病院に行きました。けれども「この人と一緒に身体の問題を解決していきたい」と思える人に出会うのはなかなか困難。大阪にも似たような施設があればいいのに、と思います。
登壇されたのは行政・医療・企業、様々な立場にある人たち。みなさんお話がおもしろく、取り組みもすばらしく、とても勉強になる機会でした。
わかったことはフェムテックという言葉の定着はどうやら上手くいかなかった。しかしウィメンズヘルス=女性の健康課題の解決、という分野は今後ますます求められるということ。展示会においてもフェムテックとして括られていたカテゴリーは今後名称を変えて発展していくであろう未来が見えました!
フェムテック自体がまだまだ新しい言葉で知らない人も多い中、もう次の時代へ(笑)。でもほんと“名前を付ける”って大事かつ難しいことなんですよね。展示会という場に身を置いているからこそ、様々な社会状況について考えることができる。この環境を活かしてますます皆さんのお役に立てる情報発信をしていきたいと思いました!
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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