キャッチコピーは1つで足りますか?

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

10月に入りましたが道行く人たちはほぼ半袖ですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

第2、第3のキャッチコピーが必要

展示会を作る上で難しいポイントはいくつかあります。その中でも「キャッチコピーを作る」という工程はかなり難易度が高いです。キャッチコピーに絶対的な正解はありませんが、不正解はあります。伝えたいお客さんの目に止まらなければ不正解です。

そんな中10年以上、展示会指導をしてきてたどり着いたキャッチコピーの型があります。今年度に私のセミナーを受けていただいた方には「問題解決型展示会で使える7つの型」をお伝えしてきました。

「問題解決型展示会で使える7つの型」とは

「問題解決型展示会で使える7つの型」とは下記のとおりです。

<問いかけ型>
量産終了後の金型管理でお困りではありませんか?
縮尺がわからない図面の寸法出しでお困りではありませんか?
今の麺で満足していますか?

<言い切り型>
基盤、モーターが発する熱の問題を放熱樹脂で解決します!
アルミの精密加工・微細加工のお困り案件解決します!
ゴム製品の悩みごとまとめて解決!

<名指し型>
両手サイズから1メートル超のゴム製品でお困りの方へ
畜舎の暑さ対策でお困りの農家さまへ
刃物の耐久性でお悩みの方必見!

<数字型>
手袋で労災事故0(ゼロ)への挑戦
ゴム製品の試作を1個から!
「切る」機械刃物を1個からオーダーメイド!
ハーネスのお困り事、3営業日で解決します!

<危機感あおり型>
バイオマス燃料倉庫の火災予防対策は万全ですか?
明かりの防災対策は万全ですか?

<感嘆型>
えっ!お米のパン?!
それも封筒でできるの?!

<ダジャレ型>
海苔変えしませんか?
美味しすぎてご麺なさい

キャッチコピー作りは本当に難しい。しかし7つの型にあてはめて作っていくことで、その難しい工程をある程度システマティックに乗り越えることができます。

7つの型を活用し第2、第3のキャッチコピーを作ろう

例えば先日Japan Robot weekに出展された東三河5市のブースには3種類のキャッチコピーが掲げられています。

1.「工場・物流用地をお探しの方へ 土地もオフィスもビジネスチャンスも」
こちらはメインで使用したキャッチコピー。“名指し型”です。今回の出展コンセプトを包括したもの。一目で誰のどんなお困りごとが解決できるのかがわかるキャッチコピーです。

2.「机一つのオフィスから20ヘクタールの工業用地まで」
こちらはパラペットに使用したサブキャッチコピー。展示会の来場者は上を向いて歩いています。上部に掲げられた情報で自分に関係があるかどうかを選別するので、パラペットに載せる情報は重要です。ここには“数字型”のキャッチコピーを採用しました。

3.「市役所が企業進出を全力支援!」
こちらはブースサイドのパネルに縦書きで掲げたサブキャッチコピー。サイドの縦書きキャッチは数十メートル先からも視認できます。なのでこの部分に何を掲げるのかも重要になります。ここには“言い切り方”のキャッチコピーを採用しました。

まとめ

展示会においてキャッチコピー作成が重要かつ大変だということは皆さんよくわかっておられると思います。1つ考えるのも大変なのに2つも3つも要るの?!となるとうんざりするかもしれませんが、メイン・パラペット・サイドにはそれぞれの働きがあります。同じ言葉で済ませるのはもったいない気がしませんか?

7つの型にあてはめて1項目ごとに何個か考えてみる。その作業を3人くらいで行えば30分くらいの時間で30個くらいの候補が出るはずです。がんばって出してみてください。

今朝の展活タイムズは第2、第3のキャッチコピーについて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。