人生に大きな影響を与えた女性
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今週で11月も終わりですね。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。
大切な人と最後のお別れをしました
私にはカトリックのシスターをしている大叔母がいました。父方の祖母の妹にあたる人です。人生で最初に大きな影響を受けました。
写真は2018年撮影。
その大叔母が先日、亡くなりました。95歳。モンテッソーリ教育の普及に尽力された人生でした。今の聖心女子学院にあたる女学校時代のボランティア経験がきっかけでシスターになられたそうです。
私からの大叔母への感情はただただ尊敬です。子供のころから尊敬していて今も尊敬しています。まず親戚の中にシスターがいるという事実は私に物心がつく前から「結婚して出産して嫁として生きる以外にも人生の選択肢はある」ということを教えてくれました。身の回りの大人の女たちは子供の私の目にはとても辛そうで、その中で大叔母だけが自分の意志で凛と生きておられるように見えたんです。
一番お世話になったのは大学4回生のときでした。地方の小さな女子大に通っていて大学の勉強はものすごく楽しくて、今ももし戻れるなら戻りたいのは大学時代だけです。それくらい楽しかった大学生活ですが、
・勉強は続けたい。でも院に進むにはお金がかかる。就職は更に難しくなる
・就職しようにも氷河期世代。懸命に就職活動をしたものの、ろくな就職先がない
・最後に残る“家業に入る”という選択肢には覚悟が決まらない
そんな悩みでグルグルしていて、もういっそ出家してシスターになることも考えつつ、頻繁に大叔母の修道院に泊まらせてもらっていました。
そんな私に大叔母が差し出してくださったのが同僚である渡辺和子さんの本。のちに『置かれた場所で咲きなさい』がベストセラーになる元ノートルダム清心学園理事長でカトリックのシスターの本です。その本はもっと前に書かれたものでしたが、『置かれた場所で咲きなさい』と共通の内容も多く書かれていました。
私にとっての“置かれた場所”とは?
それはやはり家業だったんですよね。その本を読んですぐに心が決まったわけではありませんでしたが、なんとか卒業式までには覚悟を決めることができました。
そして卒業後は、「置かれた場所」を守るために懸命に働きまくった10数年を経て、次の10年で「置かれた場所」を守るためにがんばっておられる方たちのサポートが仕事になりました。結果的に大学で勉強したことも今の仕事に活きているので、22歳の自分の決断を正解にすることができたし、導いてくださった大叔母には感謝しかありません。
こちらは先月撮影した大叔母が入院されていた和歌山日赤病院の窓から見た夕陽です。最後まで意識はしっかりとされていたので、たくさん会話を交わしました。このときが最後のお別れになりました。
もし大叔母が私の大叔母じゃなかったら、全然違う人生を送っていたかもしれません。半世紀近くずっと追うべき背中があったことを幸せに思います。
まとめ
今朝の展活タイムズは自分の人生に多大な影響を与えた方の思い出でした。
今日もお読みいただきありがとうございます。
大島 節子
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