貴名受とは何か、何と読むのか

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

いやはや毎日暑いですね。言っても仕方ないけど暑い。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

来場者に名刺を入れていただく箱

2017年に書いた「展示会ブースに貴名受(名刺受)は必要か 」という記事がおかげさまでずいぶん長い期間に多くの方にお読みいただいています。貴名受の役割について気になって検索する方がそれだけいらっしゃるとは意外です。

ただ、2017年と比べるとずいぶん時代も変わったし、私が関わる企業さんの幅も広がってきたので、あらためて貴名受について考えてみようと思います。

貴名受は「きめいうけ」と読みます。展示会の来場者さんに名刺を入れてもらうための箱です。見たことがない方は病院の診察券入れを思い出してください。あれとほぼ同じ形状のものです。

2017年の記事には私は貴名受は必要ないと思う。理由は貴名受の役割は名刺を保管するためと、ブース不在時に名刺を入れてもらう役割の2つで、名刺は貴名受で保管してはいけないし、ブースを不在にしてはいけないから、と書いています。

今も基本的には同じように思ってはいるのですが、コロナを経て貴名受が必要な場面もある状況に何度も出会いました。今もまさにそういう状況ですが、出展を予定していた展示会をキャンセルすることになったものの、規定でブースは構えなければいけないと。であれば、資料を置いてご自由にお持ち帰りください、との案内をしようとなったとします。そういう時は貴名受は必要です。

おそらく新規のお客さまが貴名受に名刺を置いて行ってくださる可能性は低いですが、既存客や取引先など、関係性のあるお客さまが「来たよ」というメッセージを残すために入れてくださるのです。そういう方は貴名受に名刺を入れておいていただければ後日お礼ができます。

あとブースが大盛況の場合も必要だったりします。ブースにいるかたが全員接客中で、それでも「来たよ」というメッセージだけは残しておきたい場面があります。そういう時に貴名受があると助かります。

貴名受は購入すると大体3,000円ほどです。ものづくり企業さんは自作されるところもありますね。金属製でレーザー印字がほどこされたかっこいい貴名受を拝見したことがあります。

ということで貴名受について2017年の私はいらない派でしたが、2022年の私はあったほうが良いかも、と思っているという(笑)。ずっと一つのことに関わっていると思いが変わることもあるということで、ご了承いただければ幸いです(^^)

まとめ

今朝の展活タイムズは5年ぶりにあらためて貴名受について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。