MTA Vietnam2025 大阪パビリオン出展社WS①

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

週末は少しひんやりした良いお天気でしたね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

MTAベトナム出展準備、着々と進行中!

7月にベトナム・ホーチミンで開催される「MTA Vietnam 2025」。 このベトナム最大級の工作機械・工具関連見本市に、大阪パビリオンとして出展される企業さんの準備が着々と進んでいます。

前回の出展説明会&セミナーに続き、4月25日は出展企業さん向けのワークショップ(個別相談会)を担当させていただきました。具体的な展示ツールの作成サポートです。昨日はまず、8社のうち3社の企業さんと、じっくり個別にお話しさせていただきました。

「コンセプト」を「見える形」へ

今回のワークショップは、一社一社と向き合う個別相談形式。 具体的に何をしたかというと…

前回のセミナーで皆さんに作成をお願いしていた「コンセプトシート」。 これは、「誰に何を伝えるのか」。更に言うと「展示会で、誰の、どんなお困りごとを、どう解決できるのか」を言語化し整理するための、出展準備の核となる、いわば“設計図”です。

昨日は、このコンセプトシートを元に、

  • 展示会で配布するチラシ:どんな情報を、どんな順番で載せれば対象者に響くか?
  • ブース壁面ポスターパネル:限られたスペースで、遠くからでもパッと見て「おっ?」と思わせるデザインやキャッチコピーは?

といった、具体的な「見える形」にしていくためのディスカッションとアドバイスを行いました。まさに、コンセプトシートという設計図をもとに、ブースという家の「内装」や「家具」を決めていくような、楽しくて難しくて大切な工程です。

油断大敵!?翻訳したら文字が溢れる(笑)

ちなみに、今回のMTAベトナム出展では、これらのチラシやポスターは多言語対応が必要です。 まずはしっかりと日本語で「何を一番伝えたいか」「どんな言葉が響くか」を練り上げて、それを元に英語とベトナム語に翻訳していく、という流れで進めています。

そこで今回、皆さんと一緒に作業していて面白い気づきがありました。 それは日本語を外国語(英語・ベトナム語)に訳すと、文字数が結構増える、ということ。

当たり前と言えば当たり前なのですが、実際にデザインに落とし込もうとすると、「あれ?日本語ならこのスペースでバッチリだったのに、翻訳したら文字が溢れちゃう!」なんてことが起こるんですね。これは私にとってなんだか新鮮な驚きでした(笑)。

ですから、海外展示会向けのツールをデザインする際は、この「翻訳後の文字数増加」をあらかじめ想定しておく必要があります。日本語でレイアウトを考える段階から、少し余白に余裕を持たせておく。これも、グローバルな展示会準備ならではの、実践から学ぶ大切なポイントだなと改めて感じました。

実感!「コンセプトシート」がしっかり書けていると

今回、3社の企業様と個別にお話しさせていただいて、改めて、そして強烈に感じたことがあります。それは、「コンセプトシート」が具体的かつ明確に書けていると、チラシやポスターへの落とし込みが驚くほどスムーズに進む、ということです。

「伝えたい人は〇〇社の△△担当者」「一番伝えたいのは□□という技術で、それによってお客様の××という課題を解決できる」

このように、コンセプトが明確であればあるほど、

  • チラシに載せるべき情報や写真の優先順位が自然と決まる
  • ターゲットに響くキャッチコピーや言葉が選びやすくなる
  • デザインの方向性にも迷いがなくなる

結果として来場者の心に刺さる、効果的な販促ツールが作りやすくなるんです。

もちろん、最初から完璧なコンセプトシートが書けるわけではありません。相談しながらブラッシュアップしていくことが大切です。でも、この「軸」をしっかり定めることが、いかに重要か。そのことを、昨日改めて実感させていただきました。まさに「コンセプトが全てのキモ!」ですね。

まとめ:ホーチミンでの成功に向けて伴走!

次回のワークショップ(個別相談会)は、5月7日(水)に開催予定です。 次回はまた別の3社の企業さんを担当させていただきます。今回見えたポイントや、各社の状況を踏まえながら、次回もしっかりとサポートさせていただきます。

MTAベトナム大阪パビリオンに出展される企業の皆さんの準備は、確実に、そして着実に進んでいます。 個別相談を通じて、各社の素晴らしい技術や製品、そしてベトナム市場にかける想いに触れ、私も7月のホーチミンでの本番がますます楽しみになってきました。

展示会当日まであと約2か月と少し。 引き続き事務局さんと力を合わせホーチミンでの成功に向けて伴走してまいります。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。