バリアフリー/慢性期医療展/看護未来展2025 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

桜はすっかり散ってしまいましたが、ツツジが見ごろ。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

西日本最大級 介護・福祉・医療の総合展示会

4月16日(水)~18日(金)インテックス大阪3・4・5号館にてバリアフリー、慢性期医療展、看護未来展が開催されました。

こちらは西日本最大級の介護・福祉・医療・介護の総合展示会。高齢者・障がい者の生活の快適な生活環境の提案。更に医療・介護・看護分野の課題解決をテーマとしています。昨年は在宅医療展を含めて4展でしたが、今年は3展になっていました。

ここ数年の来場者数推移は下記のとおり。
2019年 88,512人(4月18日~20日)
2020年 中止
2021年 11,406人(8月25日~27日)
2022年 24,328人(6月8日~10日)
2023年 33,759人(4月19日~21日)
2024年 47,795人(4月17日~19日)

今年の来場者数も早々に発表されています。2025年の来場者数は62,520人でした。この数字は同時開催の防犯防災総合展と合算の数字です。とはいえコロナ禍で一度は激減した来場者数が急激に回復していることがわかります。実際、会場はすごいにぎわいでした。昨年も書きましたがインテックス大阪に一年で一番車いすの方が集まる機会なのでは、と思います。

超高齢化社会を生きるために

介護業界が抱える課題かつこの展示会のテーマのひとつが2025年問題です。これは日本の団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が75歳以上となるのが2025年であること。後期高齢者の人口が急増する年=2025年。この年を境に介護業界は転換期を迎えると言われています。

2025年に何が起こるのか?要介護者が一気に増え、介護職員や介護施設の不足、財政のひっ迫が深刻化することが予想されています。

特に今、問題視されているのは
・介護職員の人手不足
・介護施設の受け入れ限界
・在宅介護の負担増

といった現場のひっ迫です。厚労省の試算では、2025年には約38万人の介護人材が不足するとも言われています。

これから求められる対策とは?これに対して介護業界では、すでにさまざまな取り組みが進められています。
・介護ロボットやAIの導入
・外国人介護人材の受け入れ拡大
・地域包括ケアシステムの整備
・介護予防サービスの普及

今回の展示会ではは2025年問題を見据えて課題解決に挑む製品やサービスが数多く展示されていました。最新の介護テクノロジー、介護機器、車いす等モビリティ、リハビリ用品等々体験できるブースが多いのが特徴的。来場者の1ブースあたりの滞在時間が長いタイプの展示会でした。

技術と地域の力を組み合わせ、高齢者ができるだけ「住み慣れた地域」で暮らせる社会を目指すことができたらいいですよね。

まとめ

感じたのは「高齢化社会の現実」をきちんと理解すること。私たち全員にとって他人事ではない問題ですからね。引き続き考えていきたいと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。