“阻止”に特化した展示会「そし展」レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日はまだ冬のような寒さですが、週末一気に10度以上気温が上がるようですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

「そし展」とは?

3月13日(木)クリエイションコア東大阪にあるクリエイターズプラザ技術交流室A・Bにて「そし展」が開催されました。

「そし展」とは錆や劣化、漏電、漏液や静電気の防止など、様々な「まもる・ふせぐ・とおさない」に関する、「阻止・そし」技術をテーマとした超専門技術ミニ展示会。主催は大田区産業振興協会とMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)。東西2団体のコラボというかたちで大田区から11社、大阪から13社の計24社が東大阪に集結しました。

ニッチな専門技術に特化

大田区産業振興協会はこれまでもニッチな専門技術に特化したミニ展示会を企画されてきたそうです。今回が第9弾。ちなみに前回は「熱展」だったとか。こちらも気になりますね!

上の写真のとおり展示会場はかなりの盛況。テーマを絞っているからこそ、ブースで交わされる会話も弾むようです。展示会の仕様としては長テーブル1つというシンプルな設え。背面パネルはありません。なので来場者の目線は直接展示品に。どのブースもとても賑わっているように見えました。

具体的には下記のような「阻止」の展示がありました。

・地震時に落下を阻止するセンサーシステム
・金型の劣化を阻止するメッキ加工技術
・高熱環境においても劣化を阻止する電源システム
・劣化を阻止しつつ美観も高まる表面加工技術
・手袋や靴など曲がるものに塗装可能な劣化を阻止する塗料

等々、ジャンルを超え「阻止」に特化したことでバラエティ豊かな製品・技術を一気に見ることができました。

まとめ

展示会を選ぶ際の目安の一つに来場者数があります。母数が多ければ多いほど未来のお客さまと出会う可能性が高まる、という考え方です。しかし展示会で出会いたいのはあくまでも“見込み客”。自社の製品や技術・サービスを取り入れてくれる可能性があるお客さま。であれば全体の来場者数はそこまで多くなくても、確度の高いお客さまと出会える方が本当は良いんですよね。

コロナ以降、こうした流れが高まっているように感じます。大田区のこのシリーズには今後も要注目!そして他の地域でもテーマを絞った小規模展示会は増えていくのではないかと思います。皆さんもアンテナを張って自社にピッタリの展示会情報をキャッチしてくださいね。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。