万博和歌山商工会議所ブース展示指導②
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今日も展活タイムズをお届けいたします。
和歌山の皮革の魅力を世界に発信!
今年の4月から夢洲で開催される大阪・関西万博。その中にEXPOメッセ「WASSE」という施設があります。そのWASSEにて4月30日~5月3日、和歌山県の地場産業の魅力を伝える催しが開催されます。
その中のその中の和歌山商工会議所ブースに和歌山の洋家具・皮革・化学の組合が2日間ブース出展をされます。そちらの展示指導をさせていただくことになりました。
2日目のこの日は和歌山県製革事業協同組合さんに訪問。和歌山の製革について教えていただきながら、展示方法を検討してまいりました。

和歌山県の皮革産業とは? 〜その歴史と発展〜
和歌山の皮革産業は江戸時代が起源。武具や馬具に皮革が使われていたことがはじまりだそうです。大きく発展したのは明治期。1869年に和歌山藩が軍用の皮革製品を自給するために製造を開始。1870年には「和歌山商工会議所西洋沓仕立て並鞣革製法伝習所」を解説。陸奥宗光がドイツから職人を招き、本格的な皮革技術が導入されました。
軍需産業として皮革生産が拡大する中で、大正後期には一般向けの皮製品も製造も増え始めました。
戦災で多くの皮革工場が消失したものの、戦後はすぐに新しい染色技術が開発され、産業が復興。現在も東京・兵庫と並ぶ国内三大産地の一つです。
和歌山の皮革の魅力をどう伝えるか?
和歌山の皮革産業の特徴は一貫生産にあります。通常、製造工程によって工房が異なることが多いそうです。和歌山ではなめし加工、染、型押しに至るまでを一貫して行う企業が多いのが特徴です。

国内の各メーカーで製品に加工される前段階の皮はほとんどが和歌山で製造されています。牛革が一番多く、羊、鹿、馬の革も。それらやバッグや財布、ジーンズのタグ、スポーツ用品のグローブやスパイクに加工されます。
エナメル革は和歌山で研究開発が行われ、全国のエナメル革生産高の約70%を占めるそうです。
こういった和歌山の皮革の魅力を万博のブースで伝えるにはどうすればよいのか?現在、皮革そのものの展示と、革製品の展示の両方で準備をすすめています。
まとめ
和歌山の皮革産業は400年以上の歴史を持ち、戦国時代から続く伝統を受け継ぎながら進化を続けてきました。今回の大阪・関西万博の展示が、和歌山の皮革の魅力をより多くの人に伝える場になることを願っています。引き続き準備をお手伝いしてまいります。
今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!
>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします


大島 節子

最新記事 by 大島 節子 (全て見る)
- メディカルジャパン大阪2025 レポ - 2025年3月7日
- 展示会活用10年でここまで変わる!三洲ワイヤーハーネスの軌跡 - 2025年3月6日
- 展示会は“今”がわかる場所 - 2025年3月5日