心に残る言葉②

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

日本海側は大雪なのですね。大阪市内は雨ですが午前中にはやむようです。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

影響を受けた言葉、2つめは?

年が明けたばかりでまだ展示会もないので「心に残る言葉」をテーマに記事を書いています。今日は2つめの言葉をご紹介。昨日紹介した言葉はこちらからお読みいただけます。

>>心に残る言葉①

講師1年目に出会った大切な言葉

2つ目に紹介するのは38歳の時に出会った立石剛さんの「愛とは見返りを期待しない感情」という言葉です。講師1年目のことでした。

2013年、展活を立ち上げて間もなく商工会議所から講師依頼がありました。まだあまりにも経験不足だったので何度もお断りをしました。でもそこを何とか、とお願いされ引き受けました。そして玉砕しました。

自分が思う理想的な展示会セミナーのイメージはあるのに、実際にはまったく再現できない。なんとかしなければと検索し見つけたのが立石さんのセミナー講師養成講座でした。

「愛とは見返りを期待しない感情」

講座は全5回でセミナー講師になるために必要なスキルをまんべんなく学べる内容でした。セミナーの構成、話し方、企画の立て方、そして卒業発表。その全てがものすごく勉強になったのですが、特に感銘を受けたのが話し方の章でした。

立石さん曰く、言葉のベースには想いがある。想いには“マイナスの想い=恐れ”と“プラスの想い=愛”の2つがあると。マイナスの想いで話すから伝わらない。プラスの想いで話す必要がある。プラスの想い=愛とは見返りを期待しない感情である、とのことでした。

その言葉に私の目からポロポロと鱗が落ちてゆくのを感じました。

なぜ伝わらないのか、その本質

私は確かに“マイナスの感情=恐れ”で話していました。講師1年目。「なめられたくない」「講師失格と思われたらどうしよう」「答えられない質問が来たらどうしよう」怖い、怖い、怖い…。

頭の中が“恐れ”でいっぱい。だから伝わらなかったんですよね。でも私がそう思ってしまうのも仕方がなかった部分もありました。それまで私にとって仕事とは戦いでした。20代で社長になって、ずっと必死でした。その中で使っていた言葉は戦略・戦術・ターゲット・競合…。戦争用語ばかりなんですよね。戦争だから勝たなければいけない。負けたらどうしよう。怖い…。そういう思考でした。

なので伝わる話し方=愛で話すこと、と知って以来、言葉づかいから変えていきました。まずは日常会話から戦争用語を使わないことにしました。そして人前で話すときは見返りを期待せず、持てるものを全て出し切るべく、全力でお伝えするようになりました。少しずつですが人前で話すことが怖くなくなり、また聴講いただいた方たちにも喜んでいただけるようになりました。

まとめ

「愛とは何なのか?」という問いに答えなどない、と思っていた時期もありました。それが立石さんはサラっと、本当にサラっと定義してくださいました。まさか講師の勉強をすることで答えのない問題が解決するとは(笑)。「愛とは何なのか?」を考え続けるってしんどいでしょう? なので私はこの言葉を知ってめちゃめちゃスッキリしたんですよね。38歳という年齢も絶妙でした。

このシリーズ、もう1回書いて完結としたいと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。
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