心に残る言葉①
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
昨晩は七草粥でした。少しずつお正月が終わっていきますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
影響を受けた言葉を思い出してみよう
年が明けたばかりでまだ展示会もありません。なので今日からしばらく“心に残る言葉”を紹介する、という記事を書いてみたいと思います。
その言葉との出会い
“心に残る言葉”について思い返すとき、最初に頭に浮かぶのが桂幹人先生の「中小企業がテロとかぬかすな」という言葉です。この言葉にそれまでの自分の価値観を変えられました。
桂幹人先生とは“なにわの凄腕再建屋”と呼ばれるコンサルタント。私は2003年に大阪市が主催する桂先生の連続講座「社長道場」に参加し、多くの学びを得ました。当時、一社依存先の倒産の影響でうちは連鎖倒産の危機にありました。なんとかしなければという思いで思いつくことを全てやりました。その中の一つが終業後にジュンク堂に行って、目についたビジネス書をかたっぱしから読むことです。
そんな中に桂先生の著書『儲からんのはアンタのせいや』がありました。この本の内容と強烈なタイトルに衝撃を受けていた時期に大阪市の講座を発見。まずは説明会に参加しました。
「中小企業がテロとかぬかすな」
その説明会で桂先生がおっしゃったのが「中小企業がテロとかぬかすな」です。これはどういう意味かというと、自社の業績が悪いことを社会情勢のせいにしてはいけない、ということ。テロとは当時から振り返って2年前に起きたニューヨークの9.11テロのことです。
会社の業績が悪いこととテロは関係ない。「儲からんのはアンタのせいや!」つまりそういうことです。それまで私は自社がこんなに大変なのは一社依存先の倒産に巻き込まれたからだと思っていました。こんなにも大変な思いをしている自分を被害者だと思っていました。でもそのような心では再建なんてできないんですよ。「全て社長=私のせいだ」という現実を腹落ちさせること。それができてはじめて再建のスタート地点に立てるのだ、ということを知りました。
電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも
類似語に日本のコンサルタントの元祖、一倉定氏の「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、全部社長の責任」があります。桂先生は一倉氏の影響を受けているとおっしゃっていました。
一倉氏の講演CDを聴いたことがあります。肉声で聴くと凄いですよ。活字にすると「電信柱が高いのもっ!!! 郵便ポストが赤いのもっ!!! みんな社長のせいですからっ!!!!!」これくらい叫んでみえました(笑)。
そうやって20代の大島節子は“社長の責任”を内面化していきました。今思えばハードな青春だったけど、他責思考でいる限り自分で自分の人生を切り開くことなんてできないですからね。早いうちに理解できて良かったと今は思っています。
“全て社長の責任”の功罪
なので今も「今は業界全体が悪い。景気が良くなってくれないことには…」とかそういう言葉を耳にするたび、心の中の20代の大島節子は「業界とか景気とかぬかすな!」と叫んでいます。もうすぐ50歳になる大島節子は口には出しませんが(笑)。
例えばコロナ期であっても業績を伸ばした会社はありました。“おうち時間”に着目した商品やサービスはすごく売れました。社会情勢の影響で業績が下がるなら、そういう業界に依存していた社長のせいなんですよ…。
でもこの考え方には怖いところもあります。全て私=社長のせい、と思いすぎると思考停止になります。特に体調が悪かったりすると私のせい、私のせい、が積み重なってだんだん死にたい以外何も考えられなくなります。それは絶対に避けなければなりません。
全て社長のせいだけど、悪いのは社長が取り入れている仕組みである、個人ではないということ。悪い仕組みを変えればよいのです。常に仕組みを良くすることを考え実行し続けることが社長の仕事、そういうことなのかと。
まとめ
今日は心に残る言葉の1つめ。「中小企業がテロとかぬかすな」を紹介しました。もうしばらくこのシリーズを書きたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございます。
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大島 節子
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