来場者の目線の動きを知ろう!

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

秋晴れの良いお天気が続く予報。まさに行楽日和ですね!そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

目線を考えてブースをデザインする

展示会ブースを考える際に重要なポイント、それは来場者の目線の動きを知ることです。来場者の目線は遠くから近くに移動するにつれてどう動くのか。それに合わせてどこに何を配置すれば良いのかを考えてまいりたいと思います。

遠く:10m以上前

展示会会場は大きくて広いので、遠くからの視認性が高いに越したことはありません。ブースの遥か遠く、10m以上先からでも最初に視認される部分。それはブースの側面です。なので側面に大きな文字(顔の大きさ以上)でキーワードやキーワードが含まれた文字を配置すると効果的です。例えば大きな文字で「ゴム」という言葉を配置しておくことで、かなり遠くからでも「あそこにゴムに関する展示ブースがある」と来場者に認識されます。

比較的近く~ブース前

比較的近くやブース前では来場者は目線よりも上を見ます。そして自分に関係がブースと判断してはじめて展示台を見ます。ブースの上部とはパラペット(上部の鴨居部分)や背面パネルの目線より上の部分のこと。この部分に問題解決型キャッチコピーを掲げておくことが効果的です。

多くの来場者はブース上部を見て自分に関係があるかどうかを判断します。例えば「縮尺がわからない図面の寸法出しでお困りではありませんか?」など。図面を扱う仕事をしている人の目には確実に止まります。それに対して関係がないと判断すると来場者は展示台を見ずに立ち去ります。

文字よりもイメージのほうが情報量が多いので、キービジュアルや動画も効果的です。

そして最後に展示台の上の展示品。そうです。展示品を見てもらうまでにはこれだけの段階があるのです。自分に関係がある展示だと判断されてようやく展示品を見てもらえます。

最後に展示台上の展示品

展示品を見てくれる人は少なからず興味を持った人ということになります。なので興味を持ってくれた人が頭にすっと入るような展示を考えると良いですね。ポップやネームカードを活用し、製品の特長をわかりやすく説明。他との違いや製品の強みがわかりやすく伝わる展示を心がけるとよいですね。

まとめ

色々書きましたが要はこういう順番です。
1.側面
2.ブース上部(パラペット、背面上部)→ここで止まるか通り過ぎるか判断される
3.最後に展示品

目線の動きを知ってブースを設計することでより良い展示会ブースになります。ぜひ覚えておいてください。

今朝の展活タイムズは来場者の目線の動きを知ろう!というテーマで書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。