オンライン展示会の現状2024

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日もゲリラ豪雨。この辺りも夕立というにはやや激しめの雨でした。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展活企業にもおなじみのオンライン展示会を比較してみた

コロナ禍では展示会のリアル開催が難しい時期がありました。その時期に様々なオンライン展示会のプラットフォームが生まれました。詳細はわかりませんが、本来リアル展示会にかけるはずだった予算はオンライン展示会プラットフォームの開発に流れたようで。ローカル展示会でもオリジナルで開発したプラットフォームを持っているところが多いようです。

現在はすっかりリアル展示会が復活。では、せっかく作ったオンライン展示会プラットフォームはどうするのか? せっかくなら今後も活用してもらおうというのが多数派のようです。

私が今年関わった展示会でもオンラインの現状は様々でした。よい機会なのでそれぞれの機能を見てみましょう。

メッセナゴヤ

・名称:「オンライン機能」(昨年までは“オンライン展示会”でした。)
・名刺情報の取得:資料ダウンロード、オンライン名刺交換
・編集:出展者が管理画面にログインし自ら行う
・その他の特徴:昨年までの登録データが自動的に反映される。
・出展者説明会:オンライン

おかやまテクノロジー展(OTEX)

・名称:「オンライン展示会」(今年もハイブリッド展示会として開催)
・名刺情報の取得:オンラインブースにアクセスした人すべて
・編集:出展者が管理画面にログインし自ら行う
・その他の特徴:編集できる期間とできない期間がある
・出展者説明会:リアル

産業交流展

・名称:「オンライン展示会」
・名刺情報の取得:不可
・編集:未確認
・その他の特徴:チャット機能がある
・出展者説明会:オンライン

いたばし産業見本市

・名称:「出展社情報ページ」(オンライン展示会ではない)
・名刺情報の獲得:不可
・編集:指定のエクセルフォーマットに入力し事務局に送る
・その他の特徴:オンライン展ではないので検索機能等もなし
・出展者説明会:リアル(録画をアーカイブ視聴可)


このように現状ではオンライン展示会に持たせる機能は展示会事務局によって様々です。ただ共通して言えるのはリアルが軸だということ。オンラインは会期前の情報収集や会期後のフォローに活用するもの。あくまでもリアルで成果を上げるための補助の役割という位置づけです。

ただVR展示場を常設するという動きも各地であります。例えば燕三条は独自に燕三条ものづくりメッセを開催しつつ、常設の「ものづくりVR展示館」を持たれています。2年ほど前に流行ったメタバースはこういう方向に行ったようですね。

あと、大手主催のオンライン展示会として定点観測していたjapan IT weekオンライン。こちらはサイト自体が無くなっているようです。オンライン展示会は単体としては残らなかった、が結論なのかもしれません。

まとめ

今朝の展活タイムズはオンライン展の現状比較でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!

>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。