展示会の成功と失敗を決めるのは…

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日の夕方は大阪市内で虹が見えたのですね。場所によっては二重で見えたところもあったとか。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

100対100だったらやっぱり商品力

展活セミナーでは「展示会の成功と失敗を決めるのは商品力と伝達力の総合点」という話を最初にします。商品力が高くても伝達力が低ければ来場者に商品の良さが伝わりません。一方で商品力がそこまで高くなくても伝達力が高ければ、自社と比べて商品力が高い会社よりも展示会では成果が出てしまうということが起こります。

先日もこの話をしたところ「展活セミナーを受講すれば伝達力はおのずと上がるから、社内で商品力を上げる努力をしなくては!」と言われた方がいらっしゃいました。素晴らしい捉え方だと思いました。展活セミナーで伝達力を上げれば商品力は低いままで良いと捉えるのではなく、やはり本当に大事なのは商品力だし、実際、毎年展示会で成果を出し続けておられる企業は商品力を上げる努力を常にされています。

先週はほぼほぼずっと高機能素材weekの会場にいたのですが、材料の展示会なので余計にそう思いました。商品力100対伝達力100ならどうやっても商品力100が勝つよなぁ…と。

ただ決してそれは展活ノウハウが無力だということではなく、既にお持ちの商品力に展活ノウハウ=伝達力をプラスすることでますます展示会での成果が上がるということです。会社を経営していく限り商品力を上げ続けることは使命なんですよね。強みがないなら作るしかありません。そうやって一生懸命考えて作った強みをどう伝えるかをお手伝いするのが展活なんですね。

もし私の言い方が「商品力を上げなくても良い」という風に伝わってしまっていたなら反省し、今後はもっと上手く伝えていきたいです。かといって「うちの技術なんてどこでもできることだから展示会になんて出せない」という方の希望を奪いたくはありません。どこでもできる技術を思い込んでいるのは案外自分たちだけで、少し市場をずらせばすごく需要がある技術の場合もあるのです。それを確かめるために展示会を活用するという方法もあります。

商品力と伝達力はどちらも大切です。ただ私がお手伝いできるのは伝達力の部分だけです。商品力がずっと横ばいの企業と、常に商品力を上げ続ける努力をしている企業、どちらとの足し算が結果につながるのか…。答えは明白ですよね。展示会活用アドバイザーの仕事としてどこまでやるのかは私が決めるしかありませんね。おそらく節目の年になるであろう今年の課題として考えてまいります。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会の成功と失敗を決める商品力と伝達力についてあらためて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。