2023年 印象に残った展示会
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今日は冬至。昼間もあまり暖かくならない予報。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
盛況だったジャンル、エリアを検証
2023年ももうすぐ終わろうとしています。今年もたくさんの展示会を見ました。5月にコロナが5類に移行されインフルエンザと同じ扱いになったことで、展示会界から完全に自粛ムードが払拭され、5月以降の展示会は体感的にはどこもコロナ前と同じくらい盛況でした。
ただ丁寧に数字を見て行くと必ずしもコロナ前と同じところまで来場者数が回復していない展示会の方が多いんですよね。コロナ前と比較し75~85%くらいの集客を記録した展示会が多いです。おそらく1度リセットされた企業の数が少なくなかったんだと思います。コロナを機に惰性で出ていたり、行っていた展示会をやめた、とか。
そんな中でコロナ前を上回る来場者数を記録した展示会もいくつかありました。私が把握しているものが全てではないと思いますが、紹介してまいります。
まずは3月に東京ビッグサイトで開催されたスマートエネルギーweek春です。
相変わらずこの分野は拡大し続けていますね。私は東京は見れていなくて、関西展のみ見学しました。関西のほうは前年比微減だったので、この分野も落ち着いたのかな、という印象だったのですが、東京はまったくそうではありませんでした。
次に6月に東京ビッグサイトで開催された日本の食品輸出EXPOです。
2018年にスタートした比較的新しい展示会なのですが、日本食の海外での人気を受けて、開催場所を変えながら年々拡大しています。特に2022年から2023年にかけて展示面積が倍になたこともあり、来場者数は急増しています。
更に来年からは6月だけでなく11月にも幕張で開催されるようです。非常に人気があるジャンルと言えます。
同じく6月に東京ビッグサイトで開催された食品機械の展示会FOOMAも拡大を続けています。
2019年 100,680人
2020年 中止
2021年 22,420人
2022年 92,717人
2023年 106,104人
2023年はコロナ前を上回る来場者数を記録しており、2024年は更に拡大するとか。来年も要注目です。
8月に同じく東京ビッグサイトで開催されたSPORTECと同時開催のウェルネスフードジャパンを会場で実際に見て「健康」というジャンルの盛り上がりを感じました。こちらは来場者数に関してはコロナ前に戻っているわけではないのですが、会場の熱気がすごかったです。今後ますます高齢化社会になっていくにあたって「健康」というジャンルの勢いは止まらないでしょう。
製造業系でおそらく唯一、拡大を続けているのが10月にマリンメッセ福岡で開催されるモノづくりフェアです。
2019年 18,844人
2022年 20,380人
2023年 23,792人
去年の時点でコロナ前を上回っていたのですが今年更に増えました。これは九州という土地で今、ものづくりが熱いのかと思っていたのですが、1ヶ月後に同会場で同規模で行われたものづくりワールド九州の来場者数が9,575人だったので、そういうわけでもなさそうなんです。日刊工業新聞系の展示会の中でもこのモノづくりフェアは評判が良いです。
最後はやはりメッセナゴヤ。
今年の来場者数は52,876人で数字だけを見るとコロナ前の6万人に届いていないのですが、開催期間が4日から3日になり、展示面積も1万㎡減り、出展社数も1400社から800社に減っているなかでの5万人超なので、実質コロナ前よりも集客は増えていると言えます。
日本で一番申し込みが難しい展示会と言われていて、2023年は申込開始直後10数分で完売(キャンセル待ち)になったそうです。数年前はいうてもキャンセル待ちに登録しておけば繰り上げ当選になったのですが、今年はそれも難しかったとか。人気は上がる一方ですね。
メッセナゴヤがなぜこんなにも人気なのか、一言でいうと運営が本気なんです。それも一部が熱いだけではなく、きちんと仕組みになっていているのがまたすごい。
今年、私の印象に残っている展示会はこんな感じですね。
来年はどうなっていくのでしょうね。大阪・関西は万博に向けて盛り上げなければいけない時期なのですが、あまり良い話が聞こえてきませんね(^^ゞ 昔、父から聞いた1970年の万博に向かっていく時代の勢いとはあまりにも違います。そんな中で私たちだからできる販路開拓のかたちを来年も企業さんと一緒に追及してまいります!
まとめ
今朝の展活タイムズは2023年、印象に残っている展示会について振り返ってみました。
今日もお読みいただきありがとうございます。
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大島 節子
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