メンテナンス技術フェア2022 レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日の午後から明日の朝にかけて雨の予報なので、雨のまえ独特の湿気を帯びた朝。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

攻めの保全で工場・プラント・インフラを守る

5月25日(水)大阪産業創造館にてメンテナンス技術フェア2022が開催されました。出展企業数は35社と小規模ですが、専門性の高い展示会です。

展示会概要は下記のとおり(公式サイトから引用)

止められない生産設備・プラント、老いるインフラ。
サイバー&フィジカルな保全の活用で、
ダウンタイムと修繕コストを低減しよう!

長引くコロナ禍で売上が減少し、設備更新への投資が伸び悩んでいます。そのため既存設備の継続活用や、長期稼働している設備の延命化が必要とされています。
また団塊世代の大量退職によりメンテナンスに携わる人材が不足し、それに伴いメンテナンスに関する技術が低下傾向にあります。
加えて高度成長期に整備され、建築後50年を経過している道路、橋梁、トンネルが多くあり、それらの老いるインフラの維持管理も求められています。

これらの多くは事後的なメンテナンスでは、修繕コストが増加し、ダウンタイムの長期化の恐れが多分にあります。
それを防ぐには故障を予知し、その予防対策を計画・実行し、正常稼働を維持する体制を構築するための技術、資材、システムが必須です。

本展示会は上記のような課題を抱える企業と、それを解決できる企業とのマッチング商談会です。
■設備点検・検査・診断・モニタリング
■補修・補強材料
■定期・予知・改良保全、保全予防技術
における新素材・工法やデジタル技術の活用をご検討の方は、ぜひお越しください。

もちろん事後のメンテナンスに対応できる企業も多数出展します。
ご来場をお待ちしております。

そんなメンテナンス技術フェアに展活とご縁深い企業が2社出展をされていました。

(有)藤川樹脂さん。「予知やアラートをデジタルツインで見える化」をテーマに自社オリジナルシステム“MVIEW”を出展。機械の状態を常に遠隔監視することが可能です。プラントの事故につながるような異常を早期に発見したり、保全担当者の負担軽減が期待できます。いつも新しいことをいち早く取り入れられる藤川さん。これからのプラントメンテナンスに必要とされる技術だと思いました。

ケイ・エイチ工業(株)さん。「図面のない設備の延命化」をテーマにプラントメンテナンス技術を出展。非常に盛況で話しかける隙もなかったのですが、あとで聞いたところ東京の専門展示会と同じくらい反応がよかったそう。産創館すごいですね!

この展示会に合わせてb-platzに平野社長のインタビュー記事がアップされています。いつの間にか凄い会社になっていたのですねぇ…。めちゃめちゃ良い記事なのでぜひお読みください。“問題解決型”をずっと継続するとこの境地まで行けるんだと。これまでの軌跡を知っているだけに感動を覚えます。

>>「困り事解決力」が、豊富な知見やノウハウの源泉:ケイ・エイチ工業(株)インタビュー

大阪産業創造館では今後もテーマを絞った専門性の高い展示会がいくつも控えています。出展希望が多数の場合は大阪市の企業が優先されるようですが、基本的にはどこからでも出展できるコスパ最高の展示会なので、展活企業さんはぜひ出展候補として検討いただきたいです。

まとめ

今朝の展活タイムズはメンテナンス技術フェア2022のレポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。