SDGs対応技術展2021@大阪産業創造館 レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は中秋の名月でしたが、雲が厚かったですね。一昨日の方が月はきれいに見えました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

「持続可能」がテーマのものづくり技術や製品が大集合!

9月16日(木)~17日(金)大阪産業創造館にてSDGs対応技術展2021が開催されました。

この展示会は2030年までの国際目標として国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)17の開発目標の内、ものづくりと関係性の深い目標項目に絞った展示商談会です。SDGs推進に前向きな大手・中堅企業や、今後SDGsに関連する活動・事業に取り組む予定の中小企業を来場対象者にしています。

感染予防対策の意味でも事前登録が必要だったのですが、初日の16日分は数日前には早々に満員御礼。慌てて17日分を登録申請しました。関心の高さがうかがえますね!

4階には今年のMOBIO展活セミナーに参加いただいている関西特殊工作油株式会社さんが出展されていました。

こちらはSDGsの
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を

以上の3つに対応する植物油由来の原料で構成された安全性の高い切削油を出展。この製品はバイオマス度65%以上の切削油として認可されており従来の鉱物油ベースの製品に比べ燃焼処理時にCo2の排出が削減されるそうです。少しだけお話したかったので、何度かブースにうかがったのですがずっと接客中で大盛況でした。

3階には大阪市魅力発信事業のOBであるテンセンス株式会社さんが出展されていました。

こちらはSDGsの
12.つくる責任、つかう責任
14.海の豊かさを守ろう

以上の2つに対応する可食容器“エコプレッソ”を出展。この商品は2016年大阪で誕生した食べられるエスプレッソ用カップ。楽しみながらプラスチック削減、汚水の削減が可能。持続可能な社会の実現に貢献すると共に、見た目も可愛いことから、楽しいエコで地球環境に貢献する商品です。

夏に今年の大阪市魅力発信事業参加企業さんたちにSNS活用をお伝えするため、先輩企業としてヒアリングにご協力をいただきました。エコプレッソが大ヒットしたことを期に設備入れ量産体制を作られたのですが、作り方を独占することなく、作り方を知りたい方には作り方ごとセットで販売をされているそう。どんどん時代の先を行かれているなぁと感じました。

SDGsと展示会

SDGsという言葉が展示会で目立ち始めたのは2019年でした。ただ当時は「うちはこれだけSDGs対応していますよ!」というアピールばかりでした。BtoCの世界でSDGs対応商品が目立ち始めたのが2020年。環境に配慮した商品を売る際に「SDGs」という言葉がしきりに使われました。

そして2021年はBtoBもSDGs!聞くところによると大企業はもちろん中小企業でも具体的に項目別に達成目標を細かく数値化し、それ専門の部署を置く会社もあるとか。担当者はSDGs対応のネタを探して展示会に来るので、展示会で「御社のSDGs目標達成を支援します」と掲げると刺さるキャッチコピーになる、ということ。

この秋はどのようにしてコンセプトに上手くSDGsをからめているかを注目して展示会を見るのもおもしろそうですね!何かおもしろい事例を見つけたらこちらで報告します。

まとめ

今朝の展活タイムズはSDGs対応技術展のレポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。