展示会に必要なツールを作る順番の王道

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

また今朝はグッと冷え込みましたね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

チラシ→ブース用タペストリー/動画

2020年10月をふり返ると見事にオンライン展示会対策講座ばかりやっていました。オンライン展示会とリアル展示会の違いはこれまでも散々書いてきましたが、リアル展示会のみに対応していればよかった昨年まではやってもやらなくてもどちらでもよいことが、オンライン展示会に対応するためには必須になりました。

それは動画です。

これまでも展示会ブースでお客さんの目をとめるために動画はあったほうが良いので、大半の展活企業はブースで動画を流してこられました。しかし時間がなくて動画まで手がまわらなくてもリアル展示会なら出展自体はできますし、動画なしで成果を出される企業もいくらでもあります。

しかし2020年の展示会はオンライン対策を避けてとおることは不可能になったので、展示会対策セミナーのカリキュラムに動画製作を組み込むことが必須になりました。昨年までと同じ時間で動画作成ノウハウも押し込まなければいけないので、何にどれだけ時間をかけるのかも考え直す必要が出てきました。

そのピークが先月10月だったのですが、おかげさまで数々の問題解決型プレゼンテーション動画の名作が誕生しています。思わず私がうなってしまうような仕上がりのプレゼンテーション動画を作られる企業は皆さんもれなく動画の前にチラシが固まっておられました。メッセナゴヤがはじまったら公開されるので、1週間後には展活タイムズでもご紹介できると思います。

展活ノウハウではずっと「チラシはブースの設計図になる」とお伝えしてきました。どうしてもブースに必要なタペストリーのほうが制作に時間がかかるので、タイトなスケジュールで展示会準備をしなければならないときは、先にタペストリーを作り、その後チラシを完成させる順番になってしまうのですが、それをやってしまうと本当はもっと伝わるタペストリーになったのにな、という後悔が残りがちです。

そしてその順番の法則は動画にもあてはまるようです。

今月11月18日から東京ビッグサイトで開催される国際粉体工業展に出展されるケイ・エイチ工業さんのブース作りを今回もお手伝いさせていただいています。夏のプラントショーOSAKAの出展コンセプトと同じでいくと思っていたのですが、直前になって「テストプラントの問題解決」というテーマを追加することになりました。

急ピッチで上のチラシを作り、それを元にこちらの問題解決型プレゼンテーション動画を作成。

チラシと動画の完成度には個人的にも満足してます。ただ、それよりも締切が早かったタペストリーはもうちょっと変えたかったな、という気持ちが残ってしまったんですよねぇ…。

まずはコンセプトの明確化。そしてそのコンセプトを深く内面化し、より伝わるものにブラッシュアップしていく工程をチラシを作りながら歩み、それをタペストリーと問題解決型プレゼンテーション動画に展開する、という順番が王道だな、と再認識する出来事でした。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会に必要なツールを作る順番の王道について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。