すっかり変わってしまった展示会をとりまく空気

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今はすごく良いお天気なのですが、もうすぐ雨がふる予報。今年も梅雨がはじまります。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

オリンピック延期よりも

2018年までは毎年6月といえば日本ものづくりワールド。展活とご縁深い企業が多数出展される展示会なので、毎年6月のこの時期は皆さんから直前の相談を受けたり、見学ルートを考えてワクワクしたりしていました。

2019年はオリンピックの影響で東ホールが使えなかったため時期を2月にずらして開催。2020年は時期は前年と同じ2月で場所は幕張に。そしてついに2021年ようやく通常開催に戻る!俺たちの東が帰ってくる!と思っていたところにオリンピック延期。2021年6月の日本ものづくりワールドは中止になるの?! とやきもき…。

…かというとそうでもないんですよね。元々2021年の日本ものづくりワールドは2月に幕張メッセ、6月に東京ビッグサイトで開催というようわからん日程が組まれていたのです。

だからなのかなんなのか、このままじゃ日本ものづくりワールドが通常開催に戻るのは2022年になっちゃうんですけど、そのことに対して別に危機感がないというか。

なんか、コロナですっかり中小ものづくり企業の皆さんの展示会に対する空気が変わってしまったように感じます。

2020年の前後に東京ビッグサイトが使えない、ってなったときは皆さん「それはおかしい!」って気持ちがあったように感じてました。しかし2021年に東ホールを使う予定で募集がはじまっている展示会がすでにいくつもあって、今のほうが当時よりも大変な状況にも関わらず、今は以前と比べてあまり盛り上がっていないような…。

実際、日展協が仮設展示場建設の嘆願運動をはじめていて、この主張自体はすごくわかるですけど、コロナがいつ完全に収束するのかわからない状態で仮設展示場建てなくても、2022年まで待ってもいいんじゃない?的な空気のほうが大半だと感じてしまうこの頃です。

>>嘆願運動についてはこちら

そういえば展示会主催会社の大手JMA(日本能率協会)がTECHNO-FRONTIERをオンライン開催すると発表しましたが、最大手のリードジャパンからはオンライン開催のニュースは聞こえてきませんね。このあたりの対応の違いは今後にどう影響してくるのでしょう。今の時点ではわかりません。

そもそも2021年にオリンピックが開催できるのかさえわからないのが現状ですから、今は色んなパターンを想定して、柔軟に対応できるように心づもりをしておき、今できることをやるということなのでしょう。

まとめ

今朝の展活タイムズはコロナですっかり変わってしまった展示会をとりまく空気について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。