展示会なのか展示即売会なのか

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は黄砂が飛んできたようですね。今朝はくしゃみが…。ティッシュが手放せない一日になりそう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

商品が同じでも伝えたい人が違うのであれば違うツールが必要です

この仕事をしていると様々な業態の皆さんと関わることになります。例えば機械部品加工をされている製造業の展示会出展サポートであれば部品加工を求めている人が伝えたい人なので商売のやり方はBtoB一択です。

でも中には卸も小売りも両方やる業態もあります。製造工場を持っていらして業者向けの卸もやっているし、一方で直売店もあって消費者に直接売ってもいらっしゃる、という場合。これは1つの会社にBtoB部門とBtoC部門の両方がある業態です。

大企業であればよくあることでそれぞれに担当者がいらしてプロジェクトごとに販促物を作られているのが当たり前だと思いますが、意外と10人程度の中小企業でもこの業態で商売をされているところがあり、営業担当は社長だけだったりします。

私の経験上、そういう場合は販促物はBtoC向けしか作られていないことが多いです。消費者に直接売る場合を想定したチラシやリーフレットは大体お持ちです。ただ展示即売会で使うんだったらそれでいいのですが、BtoBビジネスの場である展示会でも同じツールで大丈夫とは思わないでいただきたい。別のコンセプトで別のチラシ等のツールを作らないと伝えたいことが正しく伝わりません。

対消費者へのアピールであればその商品の使いやすさや品質の高さを押し出せばいいですが、対業者へのアピールの場合は売りやすさなど業者さんがその商品を扱うメリットを謳う必要があります。

同じ商品でも場所が展示会なのか展示即売会なのかでそこに来る人は違います。伝えたい人が違うのであれば違うチラシ等販促ツールが必要です。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会なのか展示即売会なのかというテーマで考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。