一瞬で伝わるブースの条件

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

涼しくなったとはいえまだまだ暑いのですが、それでも気温が下がると温かいものを欲してしまいます。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

伝えたいことを象徴する“イメージ”は何か

展示会の成功を決める力には2つあります。商品力と伝達力です。商品力とは出展する製品・技術・サービスの品質や時代性。納期や価格も商品力です。伝達力とはそれを伝える力。チラシやブースのクオリティや事前告知・アフターフォローの力などが伝達力です。商品力と伝達力の総合点が高ければ展示会は成功します。

展活の役割は伝達力を上げるためのお手伝いです。伝達力を上げるためにできることを日々“展示会ノウハウ”としてこのブログでお届けしつづけてきました。そうやってもう何年も伝達力向上について考え続けてきたわけです。

そんな中でやはりパッと見て一瞬で伝えたいことを伝えられる媒体として“イメージ”の力は大きいです。文字で伝えることも大切ですがやはり文字はどんなに短い言葉でも読んで理解するためには数秒の時間が必要です。それに対してイメージは見た瞬間に伝えたいことを伝えることが可能なのです。

上の画像は昨年、ケイ・エイチ工業さんが作られた自動縮尺デジタルスケール“スピードスケール”のチラシです。図面にスピードスケールをあてている画像をチラシ表面に大きく配置したことで「図面を計測するために使う器具なのだな」ということが一瞬で伝わるデザインになっています。

ブースはこのチラシで使用したイメージを大きく掲げました。3mの巨大画像です。これを掲げることで日ごろから図面を使う仕事をされている方は「自分に関係があるブースだ」と一瞬で認識します。スピードスケールにできることを一瞬で伝えるためにこの画像を使用したことは正解だったと言えます。

「一瞬で伝わるイメージ」はこのように商品がある場合は比較的作りやすいです。今、ケイ・エイチ工業さんは秋のプラントショーに向けて本業であるプラントの問題解決を一瞬で伝えるブース作りを進めています。スピードスケールとは違い、商品がない展示会です。プラントの問題解決を一瞬で伝えるイメージとは…。散々議論してようやく見えてきたところです。10月半ばにはお披露目できる予定です。またこのブログでお伝えしますね。

まとめ

今朝のブログは一瞬で伝わるブースの条件について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。