レポートから見えてきたこと

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

寒い日が続いていますが、今日は穏やかに晴れるようです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

ブースヒアリングの結果を報告します

先週のブログにも書きましたが、1月24日(木)北千住マルイ11階で開催されていたあだちメッセ2019を見学してきました。この展示会は足立区の中小企業を中心に約60社が出展する今年で8回目をむかえるローカル展示会です。

私とあだちメッセのご縁がはじまったのは前回の開催時からです。前回は出展社説明会での展示会セミナーを担当させていただき、今回はスキルアップセミナーという全3回の連続講座を担当させていただきました。

そんなご縁深いあだちメッセ。当日は朝から会場入りし、出展されている方々にお話を聞いてまわりました。それぞれのブースでいろんなお話を聞いたのですが、共通してお聞きしたことは下記の2点です。

1.今後の展示会活用について
2.展示会セミナーやマッチングなどのサポートのニーズ

この2つの質問から見えてきたこととは。

今後の展示会活用について

この質問に対して「積極的に展示会に出展していきたい」と応えた企業は全体の約6割でした。展示会の現場で聞いた結果がこの数字というのは低いと感じざるをえません。中小企業全体だとしたらどれだけ少ないのだろう、と感じました。

出展しない理由は「忙しい」「人が足りない」「商材が展示会向きではない」がほとんどでした。忙しかったり人が足りなくてもても展示会を活用していただけるような、方法が見つかればいいんですけどね…。

「商材が展示会向きではない」は言い換えれば「展示会に出展しても求めるようなお客さんと出会えない」ということだと思います。もっとシンプルに言うと「出展のメリットが感じられない」ということかな、と。これは我々の課題ですね。

展示会セミナーやマッチングなどのサポートのニーズ

2つ目の質問には「積極的に展示会に出展していきたい」と応えた企業のうちの約7割がニーズがあるとの回答でした。ニーズがないと回答した企業のほとんどは「自社に出展ノウハウがある」とのことでした。これは思ってた感じの割合になりました。

お話を聞く中で興味深かったのは「会社に若い人が増えたことにより、製造効率が上がって時間ができた。なので展示会を活用してもっと仕事を増やしたい」とおっしゃった方がいらしたことです。製造効率を上げる、という一見展示会とは関係なさそうなことが、結果として展示会の出展につながるんだ、と。

こういった自分では想像しないようなことを知れるのがヒヤリングのいいところですね。お客さんから直接話を聞くことの大切さを改めて感じた経験でした。これからも展示会を活用して会社を良くしていきたいと思ってくださる企業が増えるような活動をしてきたいと思います。

まとめ

今朝のブログはあだちメッセ出展企業へのヒアリングから見えてきたことをまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。