新コーナー“ブース診断シリーズ”第1段!
おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今朝はいいお天気ですが、夜から崩れてくるみたいですね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。
第1段はケイ・エイチ工業さんのブース診断
以前からこのブログで「ブース診断シリーズ」をやりたいな、という思いがありました。展示会ブースをいろんな角度から見つめ、そのブースの伝達力の高さを語る、みたいな。
第1段は現在、プラントショーに出展されているケイ・エイチ工業さんのブースを診断します。このブースはケイ・エイチ工業の平野専務と私の二人で考えたブースなので、実質、自分で作ったブースを自分で斬るわけです(笑)。では、はじめましょう!
ブース診断は次の5つの軸で進めようと思います。何度かやってみて部分的に変えるかもしれませんが。評価は「秀」「優」「良」「可」「不可」の5段階とします。
1.集客力「可」
集客力とは事前に自力でブースにお客さんを引っ張ってくる力のことです。メールマガジンでの告知2,000件。ニュースレターでの告知は件数未確認。でも結構な数のはず。ホームページでの告知済み。Facebook等SNSでの告知済み。およそできることは全てやったはず。そのわりに招待状請求は1件(笑)。したがって集客力は「可」です。
2.コンセプト力「優」
コンセプト力とは「誰に何を伝えるための出展か」もっと言うと「誰のどんなお困りごとが解決できるのか」が明確になっており、それを来場者に伝える力のことです。“誰”は「プラントの設計・技術・予算に関するお困りごとをお持ちの方」。“何”は「そのお困りごとの具体的な解決事例」ということが伝わるのでコンセプト力はかなり高いと言えます。ただ「具体的な解決事例によってお客さんにどのようなメリットがあるのか」が弱い、というご意見をいただいて確かにそうだな、と思いました。よってコンセプト力は「優」です。
3.視認力「優」
視認力とは簡単に言うと会場でどれだけ目立っているか、です。このブースはかなり目立ちました。照明はものすごく明るい。色使いは周囲がよく使う青色の反対色の黄色なので非常に目立つ。文字は大きく目に飛び込んでくる。音楽付きの動画を流しているので目に止まる、などなど。ただ、ここでもあえて言うとイメージで直感的に伝わる部分が少ない。もっと写真を上手く使えばもっとよくなりそう。よって視認力も「優」です。
4.コミュニケーション力「秀」
接客力とどちらの名前にしようか迷ったのですが、要するにお客さんの状況を聞きだし提案する力のことです。事前に接客シートを作成しチームで質問を共有していたこと。声かけ担当と技術の説明をする担当で役割分担をしていたこと。何よりチーム全体で明るく楽しく接客をしていたのでコミュニケーション力は「秀」と言っていいでしょう!
5.フォロー力「未」
展示会で大切なのは終わってからのフォローです。ケイ・エイチ工業さんは2年前のプラントショーの出展の際にはすごく積極的にフォロー訪問にまわられて成果を出されたのできっと今回もフォロー力もきわめて高いことと思いますが、まだ確認していないので現時点では「未」とします。
以上、総合的に見て、ケイ・エイチ工業さんのブースは相当伝達力の高いブースといえます。皆さんも良かったら自社のブースに置き換えて考え、取り入れられそうな工夫があればぜひ取り入れてみてください。
そして5つの軸とは別に“経済性”の面でも診断する必要があります。今回の出展では経費は100万円を超えているので、利益ベースでどれだけ費用対効果を出せるのか今後2年かけて検証していく必要があります。ただ、今回私が付いていたのは初日だけですが、1日で150人ほど対応し、ターゲットドンピシャのお客さまも相当おられたので費用対効果に関してもかなり期待していいのではと思います。
こんな感じのブース診断をこれからシリーズ化していきたいのですが、うちのブースを診断してほしい!と名乗り出ていただけたりするでしょうか? もしいらしたらこちらからお気軽にお声がけください。>>お問い合わせはこちら
まとめ
今朝のブログは新コーナー“ブース診断シリーズ”第1段!でした。
今日もお読みいただきありがとうございます。
大島 節子
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