展示会でオレンジ色を使うときに注意すること

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

明るくなる時間がだいぶ遅くなってきました。少し前までは5時でも明るかったのに。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

なぜオレンジ色は危険なのか

展示会ブースを作るにあたって色使いは重要なポイントです。展示会会場は全体的に白とグレーなので、ブースの壁面を塗りつぶすとそこだけがフワっと浮き上がるような効果があるので、ブースを目立たせたかったら壁面の白い部分をなるべく減らすといいです。

ベースを濃い色にして文字を白色で抜くと遠くからでも目に飛び込んでくる効果を出すことができます。

では、ブースの壁面を濃い色で塗りつぶすとして、何色で塗りつぶせばよいのでしょうか?

ブースのベースカラーを決めるポイントは下記のとおりです。

1.色彩には心理があるので伝えたいお客さんが求める心理を表す色を採用する。お客さんが嫌う心理を表す色は避ける。
 例:安全=緑 誠実=青 など

2.出展する商品のブランドカラー/会社のコーポレートカラー

この2点を考慮してベース色を選ぶといいでしょう。

ただ、1点だけベースカラーに選ぶと危険な色があります。それは「オレンジ色」です。オレンジ色は親しみやすさを表しコーポレートカラーとして採用されている企業も多いと思います。そんなオレンジ色がなぜ危険なのか。

それはオレンジベースに白抜きの文字の壁面掲示物にオレンジ色の照明を当て、それを写真に撮るとただの真っ平なオレンジ色に写る文字が消える、というおかしな現象が起こるからです(笑)。

上の画像をご覧ください。白い部分がオレンジ色に写り文字が読めませんよね? 

照明には白色系とオレンジ系があり肉眼ではそんなに違いはわからないのですが、写真に撮ると結構違います。白にオレンジ色の光を当てると写真にはオレンジ色として写るのです。

肉眼では文字は読めるので展示会画像を写真に残す必要がないのであれば問題ないのですが、写真を残してホームページに載せたりしたい企業のほうが多いですよね? その際に壁面の文字が読めないのはまずいです。

対策としては下記の方法をとりましょう。

1.白色の照明を使う
2.白抜き文字の周囲を黒色で縁取る

これも経験してはじめてわかる展示会のおもしろいところですね(笑)。壁面にオレンジ色を使うときは注意が必要と覚えておきましょう。

まとめ

今朝のブログは展示会でオレンジ色を使うときに注意することをまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。