あまがさき産業フェア2017レポ

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨晩は少しだけ過ごしやすかったような。少し涼しかったのかそれとも暑さに身体が慣れてきただけなのか。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

中小企業の高い技術力を一堂に集めた展示会

昨日は尼崎のベイコム総合体育館で開催中の“あまがさき産業フェア2017”を見学してきました。7月は一度も展示会に行かなかったので1ヶ月と3日ぶりの展示会。いやはや楽しかった!1ヵ月以上展示会に行かないと禁断症状が出ますね(笑)。展示会の会場に身を置いている、という状況が既に楽しくて、改めて「私、めっちゃ展示会好きやな!」と実感しました(笑)。

あまがさき産業フェアはなんと昭和57年から続く伝統ある尼崎地域のローカル展示会です。昨年の来場者数は2日間で2,621名。出展社数は165社。尼崎の製造業を中心にその技術力を一堂に集めた展示会です。

昨日は今年の5月に千葉で講演させていただいたときにお会いした金属加工の企業さまと再会できました。そちらの千葉での取引銀行とこの展示会の主催者の一つ尼崎信用金庫が提携関係にあるそうで、そういった関係で尼崎や兵庫以外からの招致企業も出展されています。

上の画像をよく見ていただくとわかるとおり、背面3mと奥行1m分のブースにテーブル1つ(クロス付き)と照明が3つが基本の1小間です。奥行が短いので壁面掲示物が通路から読みやすく、展示物もすぐに手にとって体験しやすいつくりになっています。

各社の社名板はこのような仕様になっていました。

特長はブース番号と会社名の下に「シーズ」と「ニーズ」が表示されていること。これがおもしろく同時にちょっと残念なポイントでした。

今回、主催者側はシーズには“このブースが提供できること”を、ニーズには“このブースが求めていること”を表記してもらいマッチングを促進することをねらいとしていたのだと思われます。ただ、出展社側でシーズとニーズの違いをきちんと理解していないところも多く、シーズとニーズが同じだったり、見当ハズレなことが書かれたいたりするブースが少なからずありました。

そもそもシーズとニーズの意味ってどの程度の人がきちんと理解しているのでしょうね? 

シーズとはSeeds、直訳すると種のことです。なので「(まだ世間には出ていないけど)うちの技術・製品・サービスはお客さんにこんなことを提供できるんですよ」ということが表記されている必要があります。

ニーズとはNeeds、直訳すると必要なことという意味です。今回は企業側が求めていること=出会いたい企業像をさす言葉として使われているようですが、お客さま側のニーズを書いておられる企業も結構あって、見てる側もどちらを指す言葉なのか理解するのに少し時間がかかりました。

シーズとニーズを表記すること自体はマッチングを促す意味ですごくアリだと思うのですが、シンプルに「提供できること」「求めていること」と日本語で表記したほうが出展社も来場者もわかりやすかったんじゃないかなー、と思った次第です。

ともあれ真夏のこの暑い時期にパワフルに開催されているこの展示会に参加できたことはすごく楽しかったです!今日はコマ大戦も開催されるようで、より盛り上がりますね! 暑さ対策だけは万全に。皆さんの出展目的が果たされますますように♪

まとめ

今朝のブログはあまがさき産業フェア2017レポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。