展示会はどこから社員さんに任せるのか

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

雨の火曜日。花散らしの雨ですね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

展示会担当にさせられたのですが(泣)

私がもっともよくいただく質問の一つに中小企業の社員さん、それも多くの場合若手女性社員さんからの「社長命令で展示会担当にさせられたのですが、何をどう準備したらいいのかわかりません~(泣)」というものがあります。

あなたの周りにも思い当たりませんか?いわゆる“丸投げ社長”(笑)。前職でイラストレーター(ソフト)を触ってたなら展示会の準備くらいできるやろ?!とか言っちゃう社長ー!(笑) 言うときますけどね、イラストレーターが使えることと展示会を作る能力は全く別のものですからっ!!

経営者が最低限関わらなければいけないライン

初出展の際に経営者が最低限関わらなければいけないラインについて、私は先日書き上げた展示会の作り方マニュアルでいうところの「失敗しない展示会を作るための3つのポイント」の部分と考えます(>>展示会の作り方マニュアルはこちら)。その中でもコンセプトの明確化に関しては社員さんだけでは決めようがありません。出展する製品の強みは何で伝えたい人は誰なのか、そこをまずきちんと整理しないことには社員さんが途方に暮れてしまうのも当然です。

できれば経営者が一方的にうちのコンセプトはこれだよ!と押し付けるのではなく展示会チームで一緒に一つ一つ確認しながら明確にしていくのがいいです。展活セミナーではこの工程をとても大切にしています。

そしてこの工程をきちんとおさえることで、経営者が思う会社の価値・強みや伝えたいお客さんと社員さんが思うそれがきちんと合っているのか確認することもできます。社員さんから意外な答えが出てくることもあってそれがまたおもしろかったりします。

そして1回目の出展であればチラシ作りとブース作りも経営者が中心になって考えていかないと難しいと思います。実際の作業を担うのは社員さんでもいいと思いますが、迷ったときに聞けるような距離感にいてください。2回目からは任せていくのもありだとは思います。現場でも経営者自身がブースに立たれることをおすすめします。一度展示会での接客を経験してみてみると色んなものが見えてきますよ!

なので私が思う「展示会はどこから社員さんに任せるのか」の応えは「1回目は少なくともコンセプト作りからブース作りまでは経営者ががっつり関わる。2回目からは任せるところは任せていく」です。

まとめ

今朝のブログでは展示会はどこから社員さんに任せるのかについて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数8,500人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。