“失敗しない”を“成功する”に近づけるためにできること-事前準備-
模擬ブースを作ろう!
出展の3ヶ月前には出展コンセプトが明確になっている状態でチラシを作り始め、出展の1ヵ月前にチラシが完成している、というスケジュールで出展計画をすすめることによっていいことがいくつかあるのですが、そのうちの一つが出展の1ヶ月前に模擬ブースを作ることができる、ということです。
出展の1ヶ月前を目安に模擬ブースを作りましょう。工場の隅でも倉庫でも食堂でもいいのでどこか場所を見つけて作って見てください。昨年、展示会に初出展されたエドランド工業さんは工場の一角に模擬ブースを作られました。
模擬ブースを作ることで足りないものが見えてきます。1ヶ月前であればそこから足りないものを準備しても十分間に合います。エドランド工業さんの場合はチラシを拡大しそれをA4用紙に割り付けて印刷したものの裏側をセロハンテープで繋いで模擬タペストリーを制作されました。ここまでされるところはなかなか見たことがありませんが、これをしたことでチラシをタペストリーにした際の文字の大きさや伝わる情報の量を測ることができました。
また、展示品は何がどれくらい必要なのか実際に置いてみることで、これから作らなければならないものも明確になりました。
模擬ブースを元に壁面装飾のタペストリーや展示品、動画モニターの置き場所などを決めていくのですが、その際に一番考えてほしいのは動線です。お客さんはどちらの方角からこのブースに向かってこられるのかを予想し、お客さんが最初に目に入るであろうポイントに最初に伝えたいことを配置するようにします。エドランド工業さんであれば「刃物」の部分ですね。
これをやっておくことで本番のシュミレーションができ、初出展企業でも展示会で成果が出る展示会を作ることができます。